新型コロナウィルスの感染を心配されている皆さまへ 2020.02.20 新型コロナウィルス感染症について「CT検査をすれば早期にわかるのでは」と思われる方がおられるかもしれません。 CT検査をすれば肺炎をおこしているかどうかの情報は増えます。ただ、新型コロナウイルスによる肺炎を疑ったとしても、CTの結果だけでは、そのほかの原因の肺炎かどうかを完全に区別することはできません。 また、PCR検査が陽性で、症状がない方の46%、症状がある方でも20%にCT検査で異常がない場合があり、CT検査で異常がないからといって「新型コロナウィルスに感染していない」とはいえません。 CT検査室にはいろいろな患者さんが検査を受けに来られます。新型コロナウィルスの感染を疑う患者さんの検査を行うためには、そのあと検査を受ける方々に新型コロナウイルスがうつらないよう準備をしてからでないと検査を行うことができません。 以上の理由から、感染症や呼吸器病などを専門とする医師により新型コロナウィルス感染が疑われ、さらにCT検査が必要と診断された方が、感染防護体制が整った状態でCT検査を受けることが望まれます。 「もしも」の時に役立つ新型コロナウイルス検査のギモンに答えます 新型コロナウイルスの感染状況を調べるには「PCR検査」に限らず複数の方法があります。 検査ごとの違いや検査の受け方、陽性と診断されたときの流れをお伝えします。 内閣官房新型コロナウイルス感染症の対応について 厚生労働省新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け) 東京都福祉保健局医療機関受診のための多言語ガイドブック