【再掲】診療動向調査:「新型コロナウイルス感染症による影響」結果報告 を掲載しました
診療動向調査:「新型コロナウイルス感染症による影響」結果報告(調査期間:2020年6月23日
~7月17日)を医療政策研究機構ワーキングペーパーに掲載しました。ぜひご覧ください。
<アンケート結果 概要>
- 新型コロナ感染流行下では、放射線科医療においても、患者の受療抑制の影響・移動自粛
による就業困難・休校措置関連等、日本医療全体に共通する課題が多い。 - 一方、他科と大きく異なる、複数の課題が明らかとなった。
1. 検査室を介した感染拡大防止対策の負担の大きさ
2. 「密な」勤務環境による医師のクラスター化の危険性
3. クラスター化を防ぐ対策(遠隔読影・遠隔治療計画)導入が進まないこと
4. 恒常的な人員不足(例:1 人医長など)による代替要員の不在
5. 放射線治療時の感染対策の困難さ(患者相互・スタッフ) - 今後も破綻なく、放射線科医療を持続するためには、人的資源の充分な確保と、感染拡大
を防ぐ診療環境を早急に整備する必要がある。
そのためには、関係学会からの積極的な提言や、診療報酬による適切な評価が望まれる。
診療動向調査:「新型コロナウイルス感染症による影響」結果報告